S O L O (4)

CD "after the oblong evening"
2003年の後半に作業をし、2004年1月にリリースしました。ソロ音源を作り始めてから4、5年の間に貯まっていた未発表音源から候補を10数曲選び出して制作を始め、2曲はその過程で新しく作りました。

初めてのソロアルバムなのですが、完璧・究極を求めるよりも、パフォーマンスはもちろん、機材や作業環境なども含めて、日常から作り出すことを考えました。ゲストの録音も自宅に来てもらってやりましたし、録音機材はもちろんPCも大したものではないですが、そのなかでどこまでできるか、限界を見きわめてみたい、と言う気持ちでした。なので、録音からミックス、マスタリングまで自分でやってみました。

title composer original
time
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14の変調 Mwto, Hiroo 5'03" 4年くらい前にスローなサンバ的なアレンジにして一度CD-ROMに収録した曲です(solo3ページ参照)。パーカッションとバイオリンを再録音したくらいで、当時作ったままと言ってもいいです。すごく良くできた曲と言うわけではないのですが、なぜかずっとひっかかっていて捨てられない曲、と言った感じです。たぶん聴く側でも、特別感動するでもなく、強い印象を残すわけでもなく、アルバムの途中に入っていれば記憶にすら残らない曲かも知れません。そういう意味では、このアルバムの制作趣旨にもっとも近い曲かと思います。 time 1'20"
MP3 (1.8MB)
colors of tide Yoshizawa, Takunari
(SALUT)
5'01" SALUTと言うグループを一緒にやっていた吉澤くんの曲です。'87年ぐらいにはもうリハーサルしていたように思います。私には書けない曲だけど、すごく好きで、ライブでもいまだに良く取り上げさせてもらっています。ここで発表する機会を許可してもらえたことを感謝します。演奏するたびにあっちゃんや村山くんたちとリハーサルしていた頃の風景が浮かびます。

簡単でシンプルな曲ですが、ポリリズム的な要素があって、演奏するときにその割合を考えながら、二つの拍子を行ったり来たりする遊び心があって、弾いていて飽きない曲です。

time 1'18"
MP3 (1.8MB)
水によるエピソード
水際の出来事
Mwto, Hiroo 4'58" 4/28/'02にスイランのライブで、お客さんにおみやげとして制作した曲です(solo3ページ参照)。アルバムのもう一つのテーマとも言うべき「水」をすこし強く意識した曲を連作としました。この曲もポリリズムなので、四拍子系と6/8拍子系とを行ったり来たりすることで、表情がまるっきり変わるのを楽しんで弾いています。風景をスケッチしているような気持ちでしょうか。 time 1'31"
MP3 (2.1MB)
水によるエピソード
ある一日
Mwto, Hiroo 5'57" 連作の二番目。これもライブで何回かやっていた曲です。AABAと言った曲の定型を崩して、インプロヴィゼーション的な要素を強くしたくて、試しに作ってみたと言う曲です。ライブの時はもう少し長かったと思います。厳密に言うと、ストーリー的には効果音のつじつまはあってないのですが、心象的な風景のスケッチと思っています。夢の中の一日と言った感じですね。 time 1'30"
MP3 (2MB)
水によるエピソード
Mwto, Hiroo 4'15" 制作過程で作った曲です。曲と言うより、断片のようなものにしようと思ったのですが、結局ある程度形式が整ってしまいました。バイオリンは一回しか弾いていません。こういう曲はせいぜい2回目くらいまでで、それ以上は弾き直しても、ミスはないかも知れないが、表情とか雰囲気が失われていくばかりです。私にしてはストレートに感情を出している曲です。ふと立ち止まったときにわき上がってくる気持ちとか記憶の風景と言えば近いかな。 time 1'39"
MP3 (2.2MB)
The other side
of three-step beyond
Mwto, Hiroo 5'57" これもサッと作った曲です。もっと隙だらけの曲にしようと思ったのですが、性格なのでしょうか、あまりルーズに出来なかった。前の「凪」も、過去を振り返っているような曲ですが、こっちの方がより懐古的だし、私のなかではプライベートで感情的です。タイトルは行く末のことについてなんですが、結局、今現在おかれている場所を強く意識しているからこその感情なのだと思います。 time 1'31"
MP3 (2.1MB)
password Mwto, Hiroo 4'27" この曲は、実は制作時そのまま(solo2ページ参照)で、一切手を加えていません。バイオリンくらい録り直そうか、と思ったのですが、制作機材の変遷の関係で、まったくいじることができませんでした。今現在の自分の気持ちとかスタイルとは少しずれがある曲なのですが、この機会を逃したら、二度と世に出す機会はないだろう、と思い、収録しました。今の自分にはもちろん、この先もこういう曲は書けないと思います。 time 1'31"
MP3 (2.1MB)